認定スクラムマスター(CSM)更新してみた
こんにちは。
リテールアプリ共創部のmogiです。
普段の業務ではクラスメソッドダナンやパートナー企業と共にアプリやWEB開発を行っており、プロジェクトマネージャーやスクラムマスターを担当しています。
今回、2年前に取得した認定スクラムマスター資格が期限を迎えるため、更新手続きを行いました。
認定スクラムマスター資格について
認定スクラムマスター資格は、認定機関によっていくつかの種類がありますが、今回私が更新したのはScrum Allianceによって認定されたCertified ScrumMaster(CSM)になります。
※Certified ScrumMaster (CSM): 初心者向けの認定資格で、スクラムの基本的な概念と役割を学びます。
更新手続きについて
更新期間
Certified ScrumMaster(CSM)資格の有効期限は2年間です。
資格を維持する場合、2年ごとに更新手続きが必要になります。
更新期間が近づくと、Scrum Allianceからメールで案内が来ます。
更新要件
Certified ScrumMaster(CSM)資格を更新するためには、20SEUs(Scrum Education Units)の取得が必要です。
SEUsは以下のような、スクラムやアジャイルに関連する教育活動や実践活動を通じて取得することが出来ます。
- スクラムに関連するトレーニングやワークショップへの参加
- スクラムイベントへの参加(例:Scrum Gathering、アジャイルカンファレンス)
- スクラムやアジャイルに関する書籍や記事の執筆
- スクラムやアジャイルに関する学習やリサーチ
- スクラム関連のコミュニティ活動やボランティア活動
今回私はScrum Allianceで公開されているウェビナーを視聴し、SEUsを取得しました。
ウェビナーは無償で公開されているため、費用はかかりません。
また、Scrum Allianceのサイトにログインしている状態でウェビナーを視聴することで、視聴が終わると自動的にSEUsが登録されるため、報告手続きは不要となります。
※Scrum Allianceで公開されているウェビナーは全て英語となります。
(私はLanguage ReactorというGoogleChromeの拡張機能を使い、日本語の字幕で視聴しました)
おすすめのウェビナー3選
今回、私が視聴した中で、おすすめのウェビナー3選をご紹介します。
①Skill Up With Key Scrum Master Capabilities
スクラムマスターとしての今後のキャリアを考える上で参考になりました。
実際のプロジェクトで経験を積み、継続的な学習とスキルアップを行うことで、アジャイルコーチやプロダクトオーナーなどへキャリアパスを拡げることが可能となります。
②Slicing Work
実際のプロジェクトで、PBIをどの程度の大きさにするか悩むことがよくあります。
短期間で完了出来る粒度を目安に作業をスライスし、ユーザにとって意味のあるものとするというアドバイスを実践してみたいと思います。
③Lean Forecasting: When Will it be Done?
アジャイル開発ではウォータフォールと異なり、事前にいつ開発が終わるのかを予測するのが難しい課題があります。
ベロシティ、バーンアップチャート、モンテカルロシミュレーション、リードタイムとサイクルタイム、プロダクトバックログの優先順位付けなどの手法を組み合わせて使用することで、アジャイル開発でも完了予測の正確性を高める事が出来ます。
更新費用
Certified ScrumMaster(CSM)資格を更新するためには、更新手数料が必要です。
2024年11月現在、更新手数料は100ドルとなっています。
昨今の円安の影響もあり、私が更新した際には日本円で15,677円となりました。
最後に
Scrum Allianceから更新期限のメールを受け取った際には、決して費用も安くはないため更新手続きをするか悩みました。
しかし、SEUs獲得のために学習をする中で、業務だけでは学ぶことの出来ない体系的な理論を学び、とても勉強になりました。
今後は学んだことを実際の業務の中で理論を実践し、学習を継続することで新たなキャリアの可能性を拡げていきたいと思います。